Q. どのような業務で Questetra をご利用なのでしょうか?
シルバーエッグ・テクノロジーは、AI(人工知能)技術をベースにした Web マーケティング・サービスを開発・提供する会社です。
主にリアルタイムレコメンドサービスである「アイジェント・レコメンダー」(http://www.silveregg.co.jp/ir/ir01.html)を提供しています。
レコメンドサービスとは、ECサイトや各種サービスで利用者の好みに合った商品・情報を推薦するシステムのことです。当社のレコメンドサービスは、独自開発のAIをベースとしたアルゴリズムで、サイトのアクセスや購買状況、各ユーザーの導線を「リアルタイム」に把握・分析し、一人ひとりの嗜好に合ったおすすめの商品・情報を、瞬時に表示することができます。
Questetra は、当社の広告配信サービスの案件管理で利用しています。
サービス申込受付から導入作業(サーバ設定/パラメータの取り決め/バナー制作等)の各作業の進捗を管理しています。2012年の広告配信事業立ち上げから利用しており、約20名が年間数百件の案件管理を行っています。
Q. どのような課題があったのでしょうか?
広告配信事業が始まる以前、案件の管理は、 Excel で行っていました。
申込が行われると Excel の申込シートへ記入を行い、それを定期的に導入作業担当者が閲覧し、作業を行っていました。しかしExcel主体の管理では、記入漏れ/誤りや記入遅れが発生し、作業実施状況を正確に把握できず、進捗遅れへの対応が後手に回ることがありました。
また、導入作業は並行で複数の作業が行われますので、どの作業が全体進捗に対して影響を及ぼしているのかがわかりづらいという問題もありました。そのため、フロー図で現在実施中の作業がわかるツールを必要としていました。
Q. 導入時のワークフローはどのように開発したのですか?
ワークフローの設計は、事業責任者1名で行いました。
広告配信事業の立ち上げに伴うシステム構築に合わせて、ワークフローの設計を行いました。その後約3ヶ月間実業務でトライアルを行い、微修正を加えてワークフローを完成させました。2012年12月より本格運用を開始しましたが、それから6年間目立ったトラブルも無く、安心して利用しています。
Q. 工夫されている点はありますか?
案件の進捗状況をひと目で把握できるよう、フロー図の書き方を工夫しています。
工程同士をつなぐ矢印線(シーケンスフロー)をクロスしないようにしたり、工程を必要以上に分割しないようにし、ワークフロー図の視認性が落ちないよう注意して作成しました。これにより、案件詳細情報の滞留状況を容易に把握できるようにしています。
また、出張先等の社外からのアクセスが行えるようスマートフォンを用いた Questetra の利用も促進し、利便性を高めています。
