サーバーサイド自動処理
ヒューマン工程を自動化・無人化し、業務を効率化
人間が行う「判断」や「作業」の間に、多種多様な 「自動処理工程(サービスタスク)」を自在に組み込めます。プロセスオーナーがワークフロー図の中にアイコンを配置・設定すれば、案件(プロセス)が到達する度に「自動処理」が実行されるようになります。
たとえば、承認・確認といったヒューマン工程の前後にAI連携・自動計算・外部連携が設置されれば、属人化排除・スピード向上・ミス削減が実現されます。

Questetra BPM Suite の自動処理は全てサーバーサイドにて実行されます。「機械が担当する工程」(自動処理工程:グレー背景)と「人間が担当する工程」(ヒューマン工程:水色背景)は、明確に区別されます。
AIエージェント工程を組み込む


複数の業務データを参照(インプット)できます。複数の業務データを更新(アウトプット)できます。「抽出したうえで比較せよ」といった複合的な指示も、1つの AIエージェント工程 に設定可能です。
AIエージェント工程の5つの活用パターン
Questetra BPM Suite の AIエージェント工程 は、問い合わせ対応や稟議、メルマガ・プレスリリースの配信、広告クリエイティブ制作、社内ヘルプデスク業務、オンラインデモの実施など、さまざまな業務プロセスで活用されています。
活用状況を踏まえると、 AIエージェント工程 の役割は、「生成」「判断」「抽出」「変換」「比較」の5つに大別できると言えます。


生成指示
Generation
AI はクリエイターとしてゼロから成果物を生み出します
下書き生成
顧客の問い合わせ本文を元に『回答ドラフト』が3パターン生成される。人間は「最適なものを選んで微調整するだけ」に。
コメント生成
稟議に対する『承認コメント』と『否決コメント』のドラフトが生成される。上司の即決を支援。
タイトル生成
誠実・期待・疑問の切り口から『メルマガ件名案』が複数提示される。開封率の向上をサポート。
HTMLコード生成
顧客宛の通知メール。ブランドイメージに合わせた『リッチなHTMLコード』が生成される。
プレスリリース草案生成
新製品の仕様データから『メディア向けの発表文案』が自動生成される。
▶︎ 下流ヒューマン工程の着手ハードルを下げます。

判定指示
Classification
AI は審判として業務データを分類します
校正
文書内の「誤字脱字」や「不適切な表現」を検知。『修正が必要』の場合は「修正指示文」もアウトプット。
コンプライアンス・チェック
景品表示法と薬機法に照らして、広告文案が『合格・要修正・NG』の3段階で判定される。
分類・タグ付け
問い合わせ内容から『技術質問・見積依頼・クレーム』のカテゴリが判定される。担当部署振り分けを実現。
リスク判定
深刻度と緊急性がそれぞれ『高・中・低』でスコアリングされる。クレームになりそうな案件への対応の遅れを防止。
ネガポジ判定
アンケート回答と商談メモから『顧客感情』(満足・不満・中立)が判定される。「顧客の声」を定量データ化。
▶︎ 属人的なバラつきを抑え、プロセスの自動分岐を加速させます。

抽出指示
Extraction
AI はフィルターとして必要な情報を抜き出します
項目抽出
自由記述の問い合わせメールから『会社名・担当者名・電話番号・希望日』が抜き出され、各データ項目へ格納される。
匿名化
文章内の「個人名・電話番号・住所」といった個人情報(PII)が検出され黒塗り(削除)される。情報の外部提供を安全に。
要約抽出
長文の議事録から『決定事項』と『ネクストアクション』が箇条書きで抽出される。情報の読み解き時間を短縮。
プロンプト生成
デザインガイドラインに合わせた『画像生成AI向けプロンプト』が生成される。ブランドイメージの維持に活用
▶︎ 下流工程における人間や機械の理解を助けます。

変換指示
Transformation
AI はコンバーターとして別の形式に変換します
翻訳
海外からの問い合わせが『英語と日本語の併記』に翻訳される。多言語展開に貢献。
トーン変換
ラフな箇条書きのメモから『丁寧なビジネス文書』に変換される。執筆クオリティの平準化を実現。
JSON化
自然言語が機械可読な『JSON形式のパラメータ』に変換される。後続の「外部API連携」で活用。
構造化
自由記述の文章が後続のシステム処理に適した『Markdown形式の表』や『CSVデータ』へ変換される。
▶︎ 下流工程における人間や機械の理解を助けます。

比較指示
Comparison
AI は検査官として複数データを突き合わせます
差分分析
修正前の原稿と修正後の原稿を比較し『変更箇所』がリストアップされる。校閲作業を効率化。
見積・注文照合
見積書と届いた注文書を比較し『金額や納期等の相違』がリストアップされる。受発注トラブルを未然に防止。
進捗・傾向分析
前月の活動報告と今月の報告を比較し『進捗が滞っているタスク』や『変化の兆候』が指摘される。
二重登録検知
新規の顧客データと既存のマスターデータを比較し『重複登録の可能性(スコア)』が算出される。データのクリーンネスを維持。
▶︎ 人間の「目視チェック」による見落としを大幅に削減します。
データ更新工程を組み込む


もっとも基本的かつ強力な自動処理です。データ更新アイコンを配置・設定すると、「文字のつなぎ合わせ」や「四則計算」が自動化されます。AIによる推論と異なり、あらかじめ定義された 「ルール(式)」に基づいて正確にデータが更新されます。

文字データの更新
String
システムは、複数の業務データや固定の文字列を組み合わせ、新しいテキストを生成します。表記ゆれの防止や、後続工程での視認性向上に役立ちます。
プロセス題名の自動設定
「顧客名」と「案件名」から『株式会社〇〇商事:見積依頼』といった一意のタイトルが生成される。
通知メッセージの作成
「時候の挨拶文・アップデート日・アップデート内容」を組み合わせた『メール本文』が構成される。

数値データの更新
Numeric
システムは、業務データに含まれる数値を用いて、加減乗除をリアルタイムに実行します。
総額の算出
「単価」と「数量」から『合計金額』が代入される。
利益率の計算
「売上」と「コスト」のデータから『粗利益』や『利益率』が代入される。

日付・日時データの更新
Date・DateTime
システムは、特定の日時を基準にし「〇日後」や「〇分前」といった日付・時刻を自動で導き出します。
回答期限の自動セット
プロセスが開始された日を基準に、7日後の日付が『回答期限』としてセットされる。
リマインド日時の設定
「セミナー開催日時」の24時間前が『自動メール送信のタイミング』としてセットされる。

選択肢データの更新
Select
システムは、ラジオボタンやプルダウン形式のデータ項目に対し、特定の値を自動的に「選択」(セット)します。
ステータスの自動更新
承認工程を通過したタイミングで、『進捗状況』が「未着手」から「処理中」へ変更される。
カテゴリの自動割り当て
特定の条件を満たす案件に対し、『分類項目』として「重要顧客」や「至急」がセットされる。

ユーザ型データ・組織型データの更新
User・Organization
システムは、「誰が担当するか」「どの部署が関わるか」といった情報を、自動的に「選択」(セット)します。
処理担当者の指名
「宛先メールアドレス」の文字列を基に『返信担当者』(ユーザ型データ)がセットされる。
担当部署の割り当て
AIによって判定された対応責任部署(文字列)から『対応責任部署』(組織型データ)がセットされる。
各種ビルトイン自動工程を組み込む

少ない設定で、すぐに使える、基本コンポーネント群です。標準機能として提供されています。コーディング知識(プログラミング知識)は不要です。

データ加工・計算
文字列データの結合置換、数値データの四則演算、日付データの加減算など。

クラウドストレージ連携
Google Drive・OneDrive・Box・Dropbox 等へ業務ファイルを自動アップロード。

クラウドデータ加工
Googleスプレッドシートのデータ書換、WordPress下書き記事の作成、など。

PDF生成
業務データを、あらかじめ用意した台帳テンプレートに流し込み、「見積書」や「請求書」などを自動作成。

各種生成AIとの連携
OpenAI・Gemini・Claude 等と自社ライセンスを使ったカスタム通信。
アドオン自動工程を組み込む

プロセスオーナー(アプリ管理者)もしくはシステム管理者が追加インストールすることで利用可能となる自動工程です。コーディング知識があれば、自社オリジナルの自動処理をパッケージ化して社内配布することも可能です。

高度なデータ加工・計算
正規表現を用いた置換・抽出、TSV文字列の加工、マスターテーブルの更新など。

高度なクラウドデータ加工
GoogleスプレッドシートのTSV上書き、GoogleスライドのPNG画像化、など。
スクリプトタスクを組み込む

ちょっとした業務データの加工は、「ECMAScript」(JavaScript) を設定するだけで自動化できるようになります。スクリプト実行エンジン 「GraalJS」によって処理されます。
テキストデータの整形(クリーニング)
入力されたテキストの空行を削除して、データをクリーンな状態に整えます。
// == データの参照 ==const strInput = engine.findDataByVarName( "q_Body" ); const arrInput = strInput.split("\n");// 空行を除去して配列に格納const arrOutput = arrInput.filter(line => line.trim() !== "");// == データの代入 ==engine.setDataByVarName( "q_Body2", arrOutput.join("\n") );
正規表現による特定情報の抽出
メールアドレスからドメインのみ抽出し、分析用のデータとして格納します。
const strEmail = engine.findDataByVarName("q_Email");// 正規表現でドメイン部分(@以降)をキャプチャconst match = strEmail.match(/@(.+)$/);if (match !== null) { engine.setDataByVarName("q_Domain", match[1]);}
Questetra BPM Suite の機能