「待ち」を減らして顧客満足アップ! 従業員モチベーションもアップ!
1. 課題: ムダな待ち時間
従業員5人の零細企業である『竹取商会』では、竹櫛(たけぐし)等の竹細工を受注販売しています。「営業のおっちゃん」が注文を受け、「職人のお爺ちゃん」が制作しています。
- Step1. 「営業のおっちゃん」の受注 〔タスク処理画面〕 〔モデリング画面〕
- Step2. 「経理のオバちゃん」の確認 〔タスク処理画面〕 〔モデリング画面〕
- Step3. 「職人のお爺ちゃん」の制作 〔タスク処理画面〕
大まかな受注対応プロセスとしては、「経理のオバちゃん」が原材料や仕入部品の在庫を確認して受注を確定させた後、「お爺ちゃん」に制作が依頼されています。
しかし納期が厳しい案件が多く、納期遅れも珍しくない状況にありました。特に「経理のオバちゃん」が不在の日に発生する 無駄な待ち時間 は、非常に大きな課題でした。

2. 解決策: 同時並行化
実は、原材料や仕入部品の在庫が枯渇することは稀です。最近では、”1か月で消費される分量” が常に確保されているように、日ごろから「経理のオバちゃん」が追加発注してくれているからです。
そこで、プロセスオーナーの竹月竹男(たけづきたけお)は、
- 「経理のオバちゃん」の在庫確認工程
- 「職人のお爺ちゃん」の竹櫛制作工程
が同時並行で進められるように、業務システム(”ワークフロー・アプリ”)を改修しました。
このプロセス改修により「お爺ちゃん」は、「営業のおっちゃん」が注文内容を入力した直後に、制作に取り掛かれるようになりました。




ワークフロー図 (BEFORE AFTER)


各工程の説明 (click to open)
BEFORE (Basic edition):
- 1.受注入力: おっちゃんは、顧客から注文を受けて、その情報を入力し、必要な証憑を添付します。
- 2.原材料確認: オバちゃんは、必要な原材料を確認し、それを調達します。
- 3.受注生産: お爺ちゃんは、注文に基づいて製品を生産します。
- 4.請求書作成・検品発送: たけおは、請求書を作成し、製品の検品と発送を行います。
- 5.検収完了を確認: たけおは、顧客が製品を受け取り、検収が完了したことを確認します。
- 6.入金を確認: オバちゃんは、顧客からの入金を確認します。
AFTER (Advanced edition):
- 1.受注入力: おっちゃんは、顧客から注文を受けて、その情報を入力し、必要な証憑を添付します。
- (分岐 AND ゲートウェイ): “1経路” が “複数経路” に分流するポイントです。すべての出力経路の同時並行処理が始まります。(AND-Split)
- 2.原材料確認: オバちゃんは、必要な原材料を確認し、それを調達します。
- 3.受注生産: お爺ちゃんは、注文に基づいて製品を生産します。
- (統合 AND ゲートウェイ): “複数経路” が “1経路” に統合されるポイントです。すべての入力経路の到着を待って、1つの出力経路に流されます。(AND-Join)
- 4.請求書作成・検品発送: たけおは、請求書を作成し、製品の検品と発送を行います。
- 5.検収完了を確認: たけおは、顧客が製品を受け取り、検収が完了したことを確認します。
- 6.入金を確認: オバちゃんは、顧客からの入金を確認します。
ワークフロー図のスライダー比較 (click to open)


改修動画 (click to open)
※このプロセス改善ストーリーはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
3. 効果
同時並行化による効果は次の通りです。
- 顧客満足度の向上
- 納期厳守率が大幅に向上しました。
- 納期遅延によるクレームが大幅に減りました。
- お客様からの信頼が獲得できるようになりました。
- 業務効率の飛躍的な向上
- 待ち時間が大幅に削減されました。
- 全体の業務効率が向上しました。
- 限られた人員でより多くの案件をこなせるようになりました。
- 残業時間の削減
- 業務効率の向上により、残業時間が大幅に削減されました。
- 夜遅くまで残業することはなくなりました。
- 従業員のモチベーション向上
- 様々な成果が、従業員のモチベーション向上につながりました。


4. 他業務での応用
複数の工程を同時並行化するプロセス改善は、受注生産以外にも、様々な業務に応用できます。
- デザインと生産の同時進行:
- デザインの途中段階で得られた情報を元に、プロトタイプ製作を並行して進める。
- 製品の完成までの時間を短縮できる。
- 材料調達と加工の同時進行:
- 資材の調達が完了するのを待たずに、加工準備を進める。
- 製品完成までのリードタイムが短縮される。
- マーケティングと販売準備の同時進行:
- 新商品のマーケティング活動、オンラインショップの構築、パートナーとの連携等を同時に進める。
- 市場投入までの期間を短縮できる。
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