不満客対策こそ生成AIが…

「経緯を知らないAI」「経緯を知っているAI」に!

※このプロセス改善ストーリーはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

1. 課題: 説得力のない生成AIコメント

TekiPaki クラウド社では、インサイドセールス5名とフィールドセールス5名が協力しながらセールス活動を展開しています。

インサイドセールスチームは「見込顧客にとって価値のある情報を提供し続けること」というスローガンのもと、毎日一人あたり10件程度のレポートを作成し見込顧客に送信しています。レポート(資料)送付プロセスには、満足度コメントを簡単に返信できる仕組みがあり、これらのフィードバックは即座に社内SNSで共有されています。その際、生成AIがフィードバックを解析し、「次にとるべきアクション」を提案しています。特に満足度が低いケースでは、社内SNS上で活発な議論が行われています。

しかし、生成AIは「顧客との過去のやり取り」を考慮せずに「次の一手」を提案するため、的外れな提案がなされることが珍しくありません。

2. 解決策: プロンプトに「過去の経緯」を追記

プロセスオーナーは、生成AIのプロンプトに「過去の経緯」を組み込む改善を実施しました。

具体的には、「レポート送信履歴」と「過去の回答記録」を取得する自動工程を、ワークフロー図に新たに追加しました。 ※『全ログを抽出』(extract Log TSV)⇒『当該顧客とのログにフィルタ』(filter Log TSV)⇒『カラム列表示順の変更』(reorder TSV)

そして、「この見込顧客との “過去の経緯” を踏まえたうえで、この見込顧客に対して、いま必要なアクションを考察してみて。2000文字程度で。」 というプロンプトに変更しました。

このプロセス改善により、生成AIは「過去の経緯を踏まえた次の一手」を提案できるようになりました。社内のメンバーは、全ての「お客様の声」を「生成AIによる対応方針案」(過去の経緯を踏まえた提案)とセットで確認できるようになりました。

ワークフロー図 (BEFORE AFTER)
BEFORE (Professional edition):
AFTER (Professional edition):

3. 改善効果

「アンケート結果に対する生成AIコメント」が過去の経緯を踏まえたうえで提案されるようになったことで、TekiPaki クラウド社には以下のような効果が見られました。

  • アクション精度の向上
    • 抽象的な議論ではなく、より実践的な議論がなされるようになった
    • 不満足顧客に対して、的確な対応(アクション)がとれるようになった
    • 不満足顧客に対して、迅速な対応(アクション)がとれるようになった
  • 顧客満足度の向上
    • 顧客は、過去の意見や要望を踏まえた対応を受けられるようになり、信頼感が向上した
    • インサイドセールスはレポート作成にかける時間を増やすことができた
    • インサイドセールスは、より多くの顧客と接点を持つ時間を確保できるようになり、商談創出の機会が増えた

4. マニュアル/リファレンス/プレス

  • メッセージ開始イベント(HTTP)
    • HTTP リクエストを待ち受けます。HTTP リクエストを受信すると、新規プロセスが自動開始されます
  • Questetra BPMS: 案件, 保存済フィルタでTSV一括抽出 ※アドオン自動工程
    • 指定した保存済フィルタに一致するプロセスデータを抽出します。抽出リストはTSV文字列として保存します
  • TSV 文字列, Keywords フィルタ ※アドオン自動工程
    • TSVテキストを絞り込みます。マッチ条件には「と等しい」「を含む」「で始まる」「で終わる」のいずれかが指定できます
  • TSV 文字列, 変換 ※アドオン自動工程
    • TSVテキストの列を並べ替えます。新しい並び順は、オリジナルTSVの列IDを列挙して指定します(例 “0,1,3,0”)
  • OpenAI ChatGPT: チャット ※自動工程(ビルトイン)
    • OpenAI API (ChatGPT) と会話します。指示文(PROMPT)に対する応答文(COMPLETION)を自動的に取得します
  • #オープンチャット: 投稿 ※アドオン自動工程
    • 任意テキストをオープンチャットに投稿します(OpenChat: Questetraワークフロー基盤の社内ソーシャル)

5. シリーズ記事

  1. 満足度調査に答えてもらう秘策!?
  2. 満足度調査フローを改善しやすく
  3. お客様満足度を社内に共有する
  4. お客様満足度をAIに分析させる
  5. 不満客対策こそ生成AIが…

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