※ 2020年10月に「G Suite」の名称は「Google Workspace」に変更されました。
Q. どのような目的でQuestetraをご利用なのですか?
Sansan 社では、法人向けクラウド型名刺管理サービス 『Sansan』 を展開しています。
『Sansan』は、組織に存在する名刺情報を効果的に営業活動に使えるようにし、導入企業の営業力強化、売上拡大に貢献するサービスです。また、Sansan社では、個人向けに“名刺をビジネスのつながりに変える”をコンセプトにした『Eight』という名刺管理アプリも提供しています。
Sansan 社では、2013年4月に総額5億円の第三者割当増資を実施し、『Sansan』および『Eight』の認知度拡大とグローバル展開に向け、組織の拡大、業務品質・効率の向上を推進しています。特に、事業拡大に関する意思決定スピードが非常に重要であると考え、企画の実行に関連する「購買申請業務」を最初の業務改善テーマに設定し、Questetra BPM Suite を活用し始めました。
Q. ワークフローは、これまでにも利用されていたのですか?
実は当初、G Suite(旧Google Apps)と連携できる簡易なワークフローシステムで購買申請業務の効率化を目指していました。しかし、承認者・決裁者などが複数の部門を兼任できない、承認などのタスクについて、処理する担当者を柔軟に決定できない、締め切りを設定できないなどの不満がありました。
Questetra BPM Suite は、G Suite と連携して利用できるだけでなく、これらの不満を解消できるだけの機能が揃っていました。特に優れているのは、業務フロー図を絵に描くことでシステム構築していくという仕組みが備えられているという点です。
プログラミングの知識がなくても、「締め切りが近づいたタスクのアラートをメールで送信する」というような高機能な業務システムを、直感的に構築することができました。購買申請業務を Questetra BPM Suite で効率よく運用できるようになってから、人事・総務・法務で15個、その他各部門の10個の業務フローが Questetra BPM Suite でシステム化されています。
Q. Questetra は意思決定のスピードを高めることに役立っていますか?
Sansan 社で最も重宝していると言っても良い機能が『タスクフィード』です。『タスクフィード』はいわゆる社内SNS機能ですが、単にユーザが情報発信(つぶやき)を行えるだけでなく、それらの情報発信(つぶやき)を申請などの案件ひとつひとつに紐付けられる所が気に入っています。
『タスクフィード』を積極的に活用することで、案件ひとつひとつに発生する細かな情報のやりとり(確認や議論など)をわざわざ電話などを使わずに行えますし、案件に紐づいた状態で記録に残すことができます。特に承認決裁系の業務フローにおける重要な意思決定が、停滞することなく進められるようになったと言えます。
Q. 今後、Questetraに期待することはありますか?
Sansan 社はここ数年で売上も社員数も急激に増え、それに応じて社内管理体制を強化することが大きなテーマになっています。今後、制定した社内規程の運用を行いますので、これらをQuestetra BPM Suite でシステム化し、確実に、効率よく業務を遂行できる環境を整えていきたいと考えています。
また、『タスクフィード』の改良についてクエステトラさんには強い要望を出したことがあるのですが、見事に応えていただきました。現在(v9.5)の要望の一つに、「申請者が所属する組織に応じた条件分岐ができるようにして欲しい」というものがありますが、この要望にもきっと応えてもらえると期待しています。
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