能あるプロセスオーナーは「分割」を心がける。“長大なワークフロー” になってしまう前に…。
顧客へのレポート送付とアンケート結果の社内共有が一体化したワークフローでは、通知設定が図内の複数箇所に分散しメンテナンス性が低かった。そこでプロセスを親(資料送付・回答待受)と子(結果共有)に分割し通知を子に集約した。このプロセス改善により、設定変更が容易になった。加えて、アンケート結果の社内共有を、他のワークフローアプリからも呼び出せるようになった。
※このプロセス改善ストーリーはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
1. 課題: メンテナンス性が悪い
TekiPaki クラウド社では、インサイドセールスとフィールドセールスが明確に役割を分担してのセールス活動を行っています。インサイドセールスのミッションは、見込み顧客に対して「価値ある情報」を継続的に提供することです。
『会社概要』、『新機能紹介』、”顧客から寄せられた要望に応じた資料”、さらには “ミーティングで使用したスライド” など、多種多様な情報が「レポート」という形でメール送信されます。インサイドセールスひとりあたり、一日に10通程度の「レポート」が送信されています。
そして、このレポート送信の業務は、ワークフローアプリ「資料送付プロセス」によって自動化され、顧客はメール内のリンクをクリックするだけでアンケートに回答できる仕組みになっています。
しかし、このワークフローアプリには、メンテナンス性の低さという課題が存在していました。すなわち、メール送信設定が、ワークフロー図内の複数の箇所に分散していました。そのため、たとえば文言を変更する際には、複数の設定を修正する必要がありました。


2. 解決策: ワークフローの分割
この課題を解決するため、プロセスオーナーはワークフロー図を分割することにしました。
具体的には、既存の「資料送付プロセス」を、「資料送付およびアンケート待受」のワークフローと「アンケート結果の社内共有」のワークフローに分割しました。
このプロセス改善の結果、顧客がアンケートに回答した際に、子プロセス『アンケート結果の社内共有ワークフロー』が自動的に開始されるようになりました。社内への通知は、子プロセスにある[メッセージ送信イベント(メール)]からが送信されるようになりました。

ワークフロー図 (BEFORE AFTER)
BEFORE (Advanced edition):

AFTER (Professional edition):




- ▲親プロセス:資料送付およびアンケート待受
- システムは顧客へレポートをメール送信する
- メール本文にアンケート回答用URLを挿入して送信する
- アンケート回答を5つの公開フォームで待ち受ける
- [ANDゲートウェイ]で全経路に分流させる
- いずれかの公開フォームに入力があれば、他の待ち受けを終了
- [全終了イベント]で同期を中止する
- システムは顧客へレポートをメール送信する
- ▼子プロセス:アンケート結果の社内共有:
- アンケート回答があった際にトリガーされる
- 回答結果を全社員に共有する(メール通知する)

3. 改善効果
一つのプロセス(ワークフローアプリ)が親子プロセス(2つのワークフローアプリ)に分割されたことで、TekiPaki クラウド社には以下のような効果が見られました。
- メンテナンス性の向上:
- 子プロセスの通知設定(1か所)を修正するだけで “通知文言” を変更できるようになった
- 通知設定の修正(プロセス改善)が、より早く適用されるようになった
- 子プロセス『アンケート結果の社内共有ワークフロー』部分のプロセス改善気運が高まった
- 再利用性の向上:
- 子プロセスが、他のワークフローアプリからでも呼び出せるようになった
- 他のワークフローアプリの開発工数を削減できた
4. 提案資料
当社サービスの導入を検討いただく際の提案書サンプルです。課題に対する解決策の概要を記載しています。実際の相談内容に応じて、内容を個別にカスタマイズして提供いたします。
https://docs.google.com/presentation/d/1f0iXNuiXvk3M7MHZ8HX0ceveMCgXfaO4g3MLf0Hx-OM/edit?usp=sharing


5. マニュアル/リファレンス/プレス
- 分岐ANDゲートウェイ
- サービスタスク(子プロセス開始)
- M411: “納品プロセス” から “請求プロセス” が自動開始されるように設定する
- M412: “次回の請求” を忘れないように、次回処理分が自動開始されるように設定する
- M413: フロー途中でサブプロセスを呼び出し、その処理結果を待つように設定する
- M414: 複数の業務プロセスに流れたデータを集約するための特別な業務プロセスを用意する
- 複数のワークフローアプリを連携させて運用する(自動処理サブプロセス編)
6. シリーズ記事
- 満足度調査に答えてもらう秘策!?
- 満足度調査フローを改善しやすく
- お客様満足度を社内に共有する
- お客様満足度をAIに分析させる
- 不満客対策こそ生成AIが…




