※ 2020年10月に「G Suite」の名称は「Google Workspace」に変更されました。

G Suite ワークフロー製品の一覧
クラウド型オフィス『G Suite』は、会社設立の日(2008年4月)から使ってます。もはや5年間。便利です。なので Questetra は G Suite 連携可能なワークフロー製品です。

「G Suite 連携ワークフロー製品」が増えた。いや、ホントに増えた。「G Suite」の導入企業自体が増えているのだから、当然と言えばトウゼンなのだが。。。

2016年に “Google Apps” は『G Suite』と改称されました。全文、置換しています。
目次
1. G Suite とは?
2. G Suite 連携ワークフローとは?
3. ちなみにワークフローの守備範囲は、どこまで?
4. G Suite ワークフロー製品には、どんなものがあるか?
5. G Suite ワークフロー製品を比較するコツ
6. 結論

1. G Suite とは?

なかなか上手に解説できない。

要すると「会社版の Gmail」だ(?!) 出来る事は Gmail と同じだ(!) ただし example@gmail.com ではなく example@questetra.com の様な、”会社のメールアドレス” を Google さんが管理してくれる。もう「自社でメールサーバを運用する」なんて、バカバカしくてやってられない。

なんせ Gmail と同じインターフェースなのだから、慣れるも何も、多くの人がスグに使える。ちなみに、メールだけじゃなく、カレンダー(Google Calendar)と文書管理(Google Drive)などもセットで使える。「コリャ便利だわ」と、クエステトラ社は、会社が設立された日(2008年4月)に申し込んだ。当時の名称はGoogle Apps Premier Edition。もちろん製品としての弱点や私なりの不満点が無い訳ではないが、やっぱ、スゴイ。。。

ちなみに歴史は、2006年8月に試運転開始、2007年2月に企業向けに本格リリースされ(当時のサービス名称は「Google Apps Premier Edition」)、2009年11月に公式ブログが始まり、情報を入手しやすくなったところ。ちなみにライバル製品は、Microsoft の「Office 365」、IBM の「SmartCloud」。

Gmail のユーザ数は「Yahoo!Mail」や「Hotmail」を抜いて世界一になった(2012年)し、スマホ(Android)のログインIDにも使われているのだから、そりゃー強い。(MS は Outlook.com で巻き返し中??)

2. G Suite 連携ワークフローとは?

移動中や外出中にスマホ・タブレットで「仕事する」のもアタリマエになってきた。そして、

  • メール送受信
  • スケジュール共有
  • ファイル管理

などを G Suite で行っていると、他の業務もオンライン化したくなる。ただ、

  • 稟議を回す
  • 経費を申請する
  • 交通費を精算する

といった仕事を G Suite 機能だけでオンライン化するのは難しい。そこで、多くの会社では、(1) ワークフロー製品を導入する!、(2) 紙で回す!?!、の二択になっているのが実態だ。

ちなみに、ワークフロー製品とは「業務情報の受け渡し」がオンラインで行われる仕組みと考えれば良いと思う。そして「G Suite 連携ワークフロー製品」とは、G Suite にあるデータを活用したり G Suite にデータ保存したりできるワークフロー製品なのだと思う。

確かに行政や大会社などでは、「紙で回す」という “古いシキタリ” を守ること自体に意味があるのかも知れない。しかし、ほとんどの組織は情報化社会の潮流に従うべきだと思う。

3. ワークフローの守備範囲?

業務情報をオンラインで受け渡しする、と言っても多岐に及ぶ。

  • 日報(社内報告)
  • 見積書の承認
  • クレームへの対応
  • 見積書の自動生成から納品そして請求書発行までの業務
  • 派遣保守員(フィールドエンジニア)の手配から往訪概要の記録までの業務

など様々な業務が考えられる。「どの業務フローをオンライン化したいか」によってワークフロー製品に求める機能が変わってくる。業務の流れ(「業務フロー」という)が複雑な場合、たとえば、ループ処理・同時並行処理といったフローに対応するワークフロー製品でなければならない。

4. G Suite ワークフロー製品には、どんなものがあるか?

『Google Apps Marketplace』が、(当時ナリモノイリで?)、開設された日、Questetra は「ワークフロー」のカテゴリに応募した。

翌日には4製品が掲載され、日本からエントリされた Questetra は「異質な感じ」だったのを覚えている。でも、それをキッカケに世界的なメディア「TechCrunch」に紹介された。(ナツカシイ)

Questetra Helps Managing Business Processes Via The Web, Supports Google Apps (2010-03-16)
“It’s also one of the first applications distributed through the Google Apps Marketplace that launched just last week.”

京都の Questetra はビジネス・プロセスの管理を助ける — Google Appsもサポート (2010-03-17:和文翻訳記事)
“Questetraは、先週オープンしたGoogle Apps Marketplaceを通じて販売される最初の製品のひとつとなっている”

そして、今日では40のシステムが掲載されるに至っている。

  • [500-1000円] Questetra BPM Suite SaaS Edition
  • [315円] Streamline / ストリームライン
  • [???] cloudstep ワークフロー
  • [???] Gluegent Apps ワークフロー
  • [315円] rakumoワークフロー

もちろん、Marketplace には掲載されていない G Suite 連携ワークフロー製品は他にもある。

  • サテライトオフィス・ワークフロー
  • [240円] 繋吉ワークフロー
  • [0-2000円] Win2 Workflow for Google Apps
  • [???] Agileworks G Suite 連携オプション
  • [???] X-point2 G Suite連携
  • [???] Cloud Gateワークフロー
  • [???] DSKオプションサービス ワークフロー
最近は “GAE プラットフォーム” (Google App Engine:2009年2月に有料サービスが開始されたサーバソフト稼働環境)で動作するサービスが増えてきた。つまり Google が提供している PaaS と言うシステム基盤の上で動く製品だ。何より運用コストを抑えられる。ただ、多くの場合「G Suite ユーザしか利用できないワークフロー」と言う事になる。なお Questetra も GAE 基盤上でのシステム運用を何度か検討してみたが、そもそもサーバソフトが大きすぎて GAE PaaS 上で動かすことは現実的でないと考えている。

5. G Suite ワークフロー製品を比較するコツ

基本的には「オンライン化させたい業務」をよく検討して選定すべき、としか言えない。つまり、「どんな会社でも Questetra が一番」とは言えない。(言いたいケド・・・)

乱暴なたとえだが、買うべきモノは『自転車』な人に、『自動車』や『トラック』を売りつける訳には行かない。具体的には以下のような検討項目があげられる。

  • 業務フローの種類数
  • それぞれの業務フローの複雑さ
  • 機械的な処理(自動処理)の必要性
  • それらに流れる仕事(案件)の数
ちなみに、Questetra はサービスレベルの実績値を全て公開している。業界的にはスリーナイン(99.9%)が一つの目安だが、2012年はフォーナイン(稼働率99.99%)を記録した。是非参考にして欲しい。 https://questetra.com/ja/security/

6. 結論

Questetra は、無料からスタートできる。

もし興味あれば、気軽に申し込んで見て欲しい!

Questetra BPM Suite 無料で試す

PS. ちなみに単に「ワークフロー製品」で国内流通製品を調べるとイッパイある・・・

(2014-12-25 更新)
  • 1. R@bitFlow: RICOH JAPAN – 518万円
  • 2. X-point・AgileWorks: ATLED – 【540円/人月】
  • 3. rakumo: 日本技芸 – 【324円/人月】
  • 4. SpaceFinder: ダイキン工業 – 300万円(推)
  • 5. intra-mart: NTT DATA INTRAMART – 【2484円/人月】
  • 6. ワークフローEX: Knowlbo – 【???円/人月】
  • 7. 楽々ワークフロー: 住友電工情報システム – ???万円
  • 8. サイボウズ ガルーン: サイボウズ – 【912円/人月】
  • 9. Streamline: ミトリ – 【324円/人月】
  • 10. WaWaFlow: アイアットOEC – 【702円/人月】
  • 11. J-MOTTOワークフロー: リスモン・ビジネス・ポータル – 【378円/人月】
  • 12. パソコン決裁 DocGear Cabinet: シャチハタ – 86万円
  • 13. LS クラウド・ウェア: リトルソフト – 【324円/人月】
  • 14. MajorFlowクラウド: パナソニックネットソリューションズ – 【432円/人月】
  • 15. OpenCube WorkFlow R/1 for SharePoint: NTTデータ・スマートソーシング – 97万円
  • 16. Create!Webフロー: インフォテック – 74万円
  • 17. Questetra BPM Suite: クエステトラ – 【1000円/人月 ・ 無料】
  • 18. EXPLANNER/FL・FlowLites: NEC – 259万円
  • 19. 組織ワークフロー: ネクストセット – 【100円/人月】
  • 20. Web Plant: キヤノンソフトウェア – 216万円(推)
  • 21. Gluegent Flow: グルージェント – 【???円/人月】
  • 22. アリエル・エンタープライズ: アリエル・ネットワーク – ???万円
  • 23. Activiti: Alfresco Software – OSS
  • 24. cloudstep Workflow: システナ – 【???円/人月】
  • 25. Integrated WorkFlow: エヌシーアイ – ???万円
  • 26. Hi-PerBT ワークフロー: 日立ソリューションズ – ???万円
  • 27. WebSERVE smart ワークフロー: 富士通システムズ – ???万円
  • 28. ExchangeUSE: 富士電機 – 75万円
  • 29. 繋吉ワークフロー: 吉積情報 – 【259円/人月】
  • 30. サテライトオフィス・ワークフロー for Google Apps: Sateraito Office – 【100円/人月】
  • 31. 業務デザイナー: ユニオンシンク – ???万円
  • 32. GlobalFlow5: パナソニック – 75万円
  • 33. eValue NS: 大塚商会 – 145万円
  • 34. desknet’s NEO: – 【716円/人月】
  • 35. 皆伝!ワークフロー: スミセイ情報システム – ???万円
  • 36. Redmine: redmine.org – OSS
  • 37. Image Flow Foundation: 日本ユニシス – ???万円
  • 38. POWER EGG: ディサークル – 96万円
  • 39. ひびき Sm@rtDB: ドリーム・アーツ – ???万円
  • 40. ActionPassport: イーネットソリューションズ – 【453円/人月】
  • 41. Box Workflow: BoxWorks – 【600円/人月】
  • 42. Galileopt NX-I: ミロク情報サービス – ???万円
  • 43. ネクストワークフロー: リンコムネクスト – ???万円
  • 44. IntrameriT Workflow: 都築電気 – 124万円
  • 45. リシテア Flow: 日立ソリューションズ – ???万円
  • 46. ExiveFlow: 丸紅ITソリューションズ – ???万円
  • 47. NIコラボ スマート: NIコンサルティング – 【540円/人月】
  • 48. Joyzo (kintone): Joyzo – 【842円/人月】
  • 49. ALIVE WF: 三菱電機ビジネスシステム – 500万円
  • 50. OpenText Process360: オープンテキスト – ???円
  • 51. Nintex Workflow 2010: リアルコム – ???円
  • 52. ワークフローEX for Dream21: ピー・シー・エー – 75万円
  • 53. Rugthymeワークフロー: 東芝ソリューション – 円
  • 54. Dugong: 電算 – ???円
  • 55. ThemiStruct-ワークフロー: オージス総研 – ???円

About The Author

「G Suite ワークフロー製品の一覧」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: Googleappsワークフロー比較 - 理想的なワークフローシステムを簡単に構築――「サテライト ...

  2. ピンバック: G Suite ポータル ワークフロー - リモートワークで Google Workspace を活用する - Google Workspace ...

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

上部へスクロール
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。