※ 2020年10月に「G Suite」の名称は「Google Workspace」に変更されました。
「G Suite 連携ワークフロー製品」が増えた。いや、ホントに増えた。「G Suite」の導入企業自体が増えているのだから、当然と言えばトウゼンなのだが。。。
2. G Suite 連携ワークフローとは?
3. ちなみにワークフローの守備範囲は、どこまで?
4. G Suite ワークフロー製品には、どんなものがあるか?
5. G Suite ワークフロー製品を比較するコツ
6. 結論
1. G Suite とは?
なかなか上手に解説できない。
要すると「会社版の Gmail」だ(?!) 出来る事は Gmail と同じだ(!) ただし example@gmail.com ではなく example@questetra.com の様な、”会社のメールアドレス” を Google さんが管理してくれる。もう「自社でメールサーバを運用する」なんて、バカバカしくてやってられない。
なんせ Gmail と同じインターフェースなのだから、慣れるも何も、多くの人がスグに使える。ちなみに、メールだけじゃなく、カレンダー(Google Calendar)と文書管理(Google Drive)などもセットで使える。「コリャ便利だわ」と、クエステトラ社は、会社が設立された日(2008年4月)に申し込んだ。当時の名称はGoogle Apps Premier Edition。もちろん製品としての弱点や私なりの不満点が無い訳ではないが、やっぱ、スゴイ。。。
ちなみに歴史は、2006年8月に試運転開始、2007年2月に企業向けに本格リリースされ(当時のサービス名称は「Google Apps Premier Edition」)、2009年11月に公式ブログが始まり、情報を入手しやすくなったところ。ちなみにライバル製品は、Microsoft の「Office 365」、IBM の「SmartCloud」。
2. G Suite 連携ワークフローとは?
移動中や外出中にスマホ・タブレットで「仕事する」のもアタリマエになってきた。そして、
- メール送受信
- スケジュール共有
- ファイル管理
などを G Suite で行っていると、他の業務もオンライン化したくなる。ただ、
- 稟議を回す
- 経費を申請する
- 交通費を精算する
といった仕事を G Suite 機能だけでオンライン化するのは難しい。そこで、多くの会社では、(1) ワークフロー製品を導入する!、(2) 紙で回す!?!、の二択になっているのが実態だ。
ちなみに、ワークフロー製品とは「業務情報の受け渡し」がオンラインで行われる仕組みと考えれば良いと思う。そして「G Suite 連携ワークフロー製品」とは、G Suite にあるデータを活用したり G Suite にデータ保存したりできるワークフロー製品なのだと思う。
3. ワークフローの守備範囲?
業務情報をオンラインで受け渡しする、と言っても多岐に及ぶ。
- 日報(社内報告)
- 見積書の承認
- クレームへの対応
- …
- 見積書の自動生成から納品そして請求書発行までの業務
- 派遣保守員(フィールドエンジニア)の手配から往訪概要の記録までの業務
など様々な業務が考えられる。「どの業務フローをオンライン化したいか」によってワークフロー製品に求める機能が変わってくる。業務の流れ(「業務フロー」という)が複雑な場合、たとえば、ループ処理・同時並行処理といったフローに対応するワークフロー製品でなければならない。
4. G Suite ワークフロー製品には、どんなものがあるか?
『Google Apps Marketplace』が、(当時ナリモノイリで?)、開設された日、Questetra は「ワークフロー」のカテゴリに応募した。
翌日には4製品が掲載され、日本からエントリされた Questetra は「異質な感じ」だったのを覚えている。でも、それをキッカケに世界的なメディア「TechCrunch」に紹介された。(ナツカシイ)
Questetra Helps Managing Business Processes Via The Web, Supports Google Apps (2010-03-16)
“It’s also one of the first applications distributed through the Google Apps Marketplace that launched just last week.”京都の Questetra はビジネス・プロセスの管理を助ける — Google Appsもサポート (2010-03-17:和文翻訳記事)
“Questetraは、先週オープンしたGoogle Apps Marketplaceを通じて販売される最初の製品のひとつとなっている”
そして、今日では40のシステムが掲載されるに至っている。
- [500-1000円] Questetra BPM Suite SaaS Edition
- [315円] Streamline / ストリームライン
- [???] cloudstep ワークフロー
- [???] Gluegent Apps ワークフロー
- [315円] rakumoワークフロー
もちろん、Marketplace には掲載されていない G Suite 連携ワークフロー製品は他にもある。
- サテライトオフィス・ワークフロー
- [240円] 繋吉ワークフロー
- [0-2000円] Win2 Workflow for Google Apps
- [???] Agileworks G Suite 連携オプション
- [???] X-point2 G Suite連携
- [???] Cloud Gateワークフロー
- [???] DSKオプションサービス ワークフロー
5. G Suite ワークフロー製品を比較するコツ
基本的には「オンライン化させたい業務」をよく検討して選定すべき、としか言えない。つまり、「どんな会社でも Questetra が一番」とは言えない。(言いたいケド・・・)
乱暴なたとえだが、買うべきモノは『自転車』な人に、『自動車』や『トラック』を売りつける訳には行かない。具体的には以下のような検討項目があげられる。
- 業務フローの種類数
- それぞれの業務フローの複雑さ
- 機械的な処理(自動処理)の必要性
- それらに流れる仕事(案件)の数
6. 結論
Questetra は、無料からスタートできる。
もし興味あれば、気軽に申し込んで見て欲しい!
Questetra BPM Suite 無料で試すPS. ちなみに単に「ワークフロー製品」で国内流通製品を調べるとイッパイある・・・
- 1. R@bitFlow: RICOH JAPAN – 518万円
- 2. X-point・AgileWorks: ATLED – 【540円/人月】
- 3. rakumo: 日本技芸 – 【324円/人月】
- 4. SpaceFinder: ダイキン工業 – 300万円(推)
- 5. intra-mart: NTT DATA INTRAMART – 【2484円/人月】
- 6. ワークフローEX: Knowlbo – 【???円/人月】
- 7. 楽々ワークフロー: 住友電工情報システム – ???万円
- 8. サイボウズ ガルーン: サイボウズ – 【912円/人月】
- 9. Streamline: ミトリ – 【324円/人月】
- 10. WaWaFlow: アイアットOEC – 【702円/人月】
- 11. J-MOTTOワークフロー: リスモン・ビジネス・ポータル – 【378円/人月】
- 12. パソコン決裁 DocGear Cabinet: シャチハタ – 86万円
- 13. LS クラウド・ウェア: リトルソフト – 【324円/人月】
- 14. MajorFlowクラウド: パナソニックネットソリューションズ – 【432円/人月】
- 15. OpenCube WorkFlow R/1 for SharePoint: NTTデータ・スマートソーシング – 97万円
- 16. Create!Webフロー: インフォテック – 74万円
- 17. Questetra BPM Suite: クエステトラ – 【1000円/人月 ・ 無料】
- 18. EXPLANNER/FL・FlowLites: NEC – 259万円
- 19. 組織ワークフロー: ネクストセット – 【100円/人月】
- 20. Web Plant: キヤノンソフトウェア – 216万円(推)
- 21. Gluegent Flow: グルージェント – 【???円/人月】
- 22. アリエル・エンタープライズ: アリエル・ネットワーク – ???万円
- 23. Activiti: Alfresco Software – OSS
- 24. cloudstep Workflow: システナ – 【???円/人月】
- 25. Integrated WorkFlow: エヌシーアイ – ???万円
- 26. Hi-PerBT ワークフロー: 日立ソリューションズ – ???万円
- 27. WebSERVE smart ワークフロー: 富士通システムズ – ???万円
- 28. ExchangeUSE: 富士電機 – 75万円
- 29. 繋吉ワークフロー: 吉積情報 – 【259円/人月】
- 30. サテライトオフィス・ワークフロー for Google Apps: Sateraito Office – 【100円/人月】
- 31. 業務デザイナー: ユニオンシンク – ???万円
- 32. GlobalFlow5: パナソニック – 75万円
- 33. eValue NS: 大塚商会 – 145万円
- 34. desknet’s NEO: – 【716円/人月】
- 35. 皆伝!ワークフロー: スミセイ情報システム – ???万円
- 36. Redmine: redmine.org – OSS
- 37. Image Flow Foundation: 日本ユニシス – ???万円
- 38. POWER EGG: ディサークル – 96万円
- 39. ひびき Sm@rtDB: ドリーム・アーツ – ???万円
- 40. ActionPassport: イーネットソリューションズ – 【453円/人月】
- 41. Box Workflow: BoxWorks – 【600円/人月】
- 42. Galileopt NX-I: ミロク情報サービス – ???万円
- 43. ネクストワークフロー: リンコムネクスト – ???万円
- 44. IntrameriT Workflow: 都築電気 – 124万円
- 45. リシテア Flow: 日立ソリューションズ – ???万円
- 46. ExiveFlow: 丸紅ITソリューションズ – ???万円
- 47. NIコラボ スマート: NIコンサルティング – 【540円/人月】
- 48. Joyzo (kintone): Joyzo – 【842円/人月】
- 49. ALIVE WF: 三菱電機ビジネスシステム – 500万円
- 50. OpenText Process360: オープンテキスト – ???円
- 51. Nintex Workflow 2010: リアルコム – ???円
- 52. ワークフローEX for Dream21: ピー・シー・エー – 75万円
- 53. Rugthymeワークフロー: 東芝ソリューション – 円
- 54. Dugong: 電算 – ???円
- 55. ThemiStruct-ワークフロー: オージス総研 – ???円
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