0. 古くなったパソコンに Chrome OS
毎度PCを買い替える度に「捨てるのモッタイナイ」と思ってしまう小市民です。
そこで今回、冬休みの自由研究として(?)、古くなったノートパソコン数台に「Chrome OS」をインストールしてました。具体的には Neverware 社の『CloudReady』という OS です。コレ、「インストール 超カンタンになったぜ」というブログ情報に触れて以来数か月、ずっと気になっていたのです。。。(Chromium クロミウムってヤツですね ← どうでもいい)
結論から言って、「この Cloud 時代、ブラウザさえ動けば十分」と考えている方にはモッテコイです。(自宅作業用パソコン、子供用パソコン、寝室用パソコン・・・) # 年始の社内ネット会議で「Chrome OS」が少し話題になったこともあり、、、書き留めていたメモを、本 Blog にまとめてみました。
工程2: インストールUSBで起動
工程3: Chrome OS を実機インストール
工程4: 生まれ変わったパソコンを試運転
B. 8GB or 16GB のUSBメモリ (←これが「インストールUSB」になる)
C. インストールUSBを作るための「Windows 機」

工程1: インストールUSBの作成
早速「インストールUSB」を作ります。
以前は「Chromebookリカバリユーティリティ」と「bin.zip なイメージファイル」が必要だったらしいのですが、、、今では、(Windows 機を持っている人なら)、「cloudready-usb-maker.exe というファイル」を入手、実行し、ウィザードに答えるだけで、手っ取り早く作成することができます。
ということらしいので、現役の Windows 機に「USBメモリ」を挿し「cloudready-usb-maker.exe」をダブルクリックしてみました。
ウィザードさんに「20分ほどかかるで」と脅(おど)されたのですが、実際は10分ほどで完成しました。(途中「64bit 用なん? 32bit 用なん?」と聞かれるので、「古くなったパソコン」のスペックは、あらかじめ調べておくのが良いでしょう。)
BUFFALO USB3.0対応 USBメモリ 8GB “RUF3-K8GA-BK/N” (864円)

工程2: インストールUSBで起動
USB ブートさせます。
要するに、工程1で作った「インストールUSB」を今度は「古くなったパソコン」に挿し、その「古くなったパソコン」の電源を入れます。(BIOS の設定が「USB メモリで起動可能」になっている必要があります)
すると「WiFi 設定」と「Google ログイン」が求められるので、それぞれ選択入力し、、、あらまカンタン、晴れて CloudReady (Chrome OS)の画面が表示されました。(←よく考えたら、このログインではインストールするだけなので、Google ログインする必要はありません。=「ゲストログイン」で構わない。)
VAIO VGN-G2AAPS (Core 2 Duo ← 64bit)

工程3: Chrome OS を実機インストール
「古くなったパソコン」のハードディスクに OS をインストールします。
工程2の「USB ブート」の完了後、OS 画面右下のメニューバーをクリックすると「Install CloudReady…」なるメニューを出現させることができます。クリックすると、「ウィザード形式でのインストール」を開始させることができる仕組みです。
あれこれ答えるとインストール開始。。。インストールが完了すると勝手にシャットダウンします。Chrome OS 専用機にするつもりだったので、何も考える必要なく完了しました。(Windows OS とのデュアルブート環境にしたい場合は「UEFI モード」について調べる必要があるので要注意)
工程4: 生まれ変わったパソコンを試運転
ハードディスクで起動させます。
要するに、さっきまで挿していた「インストールUSB」を抜いたうえで、「古くなったパソコン」(「生まれ変わったパソコン」と言うべきか?)の電源を入れます。
するとハードディスクから OS が起動。で、、、「言語選択」と「キーボード選択」のあとに OS アップデートが走ります。ただこれらも全て「言われるがまま」でした。。。(なんせラクチン)。。。で、ログイン画面に到達します。

まとめ
と、いうことで、なんともカンタンに Chrome OS 機として蘇りました。
まぁ OS ブートは、本物の Chromebook ほど早くありませんが、Gmail や Spreadsheets あたりは気持ちイイくらい軽く動作します。あ、、、もちろん、クラウド型ワークフロー『Questetra BPM Suite』にも、ちゃんとアクセスできますよ。
なお、『Questetra BPM Suite』において業務プロセス定義を「モデリング」するには、Adobe Flash を有効にしなければなりません(2018年1月現在)。CloudReady 初期状態における Adobe Flash は、「インストールはされているのですが有効になっていない」という状態です。そこで、設定ページにある「Media Plugins」メニューから Adobe Flash を On にしておいて下さい。