PR-ja-v111-addons-for-process-modeler-20160905.pdf
SaaSベンダーの株式会社クエステトラ(京都市、代表執行役CEO今村元一)は9月5日、クラウド型ワークフロー製品である 『Questetra BPM Suite』 の新バージョン11.1を公開しました。新バージョン11.1では、「他のクラウドへの自動投稿」や「CSVデータに自動変換」といった標準機能にはないモデリング要素を追加できるようになります。(サービス工程追加機能)
たとえば「見積書の提出業務」をワークフロー化(業務システム化)する際には、プロセスオーナー(業務管理者)は、幾つかの人間処理工程と自動処理工程を並べることで業務プロセス定義(モデリング)を行います。具体的には、(1)見積内容を起案する、(2)見積案を承認する、(3)見積書を提出する、(4)受注の成否を報告する、(5)受注につながった見積PDFはファイルサーバに保存する、といった工程アイコンをDrag&Dropで配置して定義します。
これまでも、あらかじめ組み込まれている「PDFを自動生成する」や「Google Drive に自動保存する」といった自動処理工程であれば誰でも簡単に処理の自動化を実現することが可能でしたが、標準のモデリング要素として組み込まれていない処理を自動工程化したい場合にはスクリプトを記述する等の高度な設定が必要でした。新バージョン11.1からは、演算処理や通信処理がパッケージ化された「アドオン」をインポートすることで、モデリング要素そのものを追加できるようになります。つまり、「受注成否をSlackで他部署にも共有」といった自動処理工程も、簡単に配置できるようになります。導入企業様は今後、「自動工程化を通じた生産性の向上」を積極的に推進していただけるようになります。
Questetra BPM Suite とは
クラウド型ワークフロー『Questetra BPM Suite』は、ペーパレス環境やリモートワーク環境を実現するための業務プラットフォームです。各工程に到達した案件はログインユーザ(社員)によって作業結果が入力され、自動的に次の工程に流れていきます。最大の特徴は業務の流れをDrag&Drop操作で簡単に変更できるところにあり、業務責任者(プロセスオーナー)は日々の業務の中で業務プロセスを少しずつ改善することが可能です。(BPM: Business Process Management)
「稟議承認」「文書翻訳」といったシンプルな業務だけでなく、「出荷前品質チェック」や「請求書発行入金確認プロセス」といった複雑な業務にも利用できるため、社内の様々な業務進捗を一元的に可視化することが可能となります。インポート可能な業務サンプルは500種以上公開されています。 (http://ja.workflow-sample.net/)
サービス工程追加機能について
- サービス定義ファイル(アドオンXML)を予めインポートしておくことで、業務モデリングの際にオリジナルのサービス工程(サービスタスク)を利用できるようになります。定義ファイル(アドオンXML)が入手できない場合には、自作することも可能です。
- モデリング要素のサンプルおよび追加方法: https://www.questetra.com/ja/tour/m4/m415/
- サービス定義ファイルの自作方法: https://www.questetra.com/ja/tour/m4/m416/
- サービス工程の活用シーン: http://ja.workflow-sample.net/2016/08/automated-step-5.html

その他の機能改良について
スクリプト工程の強化
自動処理工程を実現する[スクリプト工程](スクリプトタスク)において、「HTTPリクエストを送出するメソッド」および「メールを送出するメソッド」等が利用できるようになります。これまで[メッセージ送信中間イベント]として別途配置していた外部通信処理を[スクリプト工程]だけで完結させることが可能となります。また外部通信機能の追加に伴って、自動処理工程のタイムアウト時間は2秒から30秒に延長されます。(アドオンXMLにて追加された[サービス工程]も同様に30秒制限となります)
すべてのヒューマン工程の編集権限を一括して設定する機能の刷新
処理工程と業務データのマトリクス構造となるアクセスレベル設定(読み書き設定)を、よりグラフィカルな設定画面に変更しました。また、設定したアクセスレベルは、CSVファイルとしてインポート・エクスポートできるようになります。
ソフト開発 API の OAuth2.0 化
外部システムからのリクエストに応答する[ソフト開発API](Workflow APIs および System Settings APIs)につき、OAuth2.0 によるAPI通信が可能となります。現時点では Basic 認証通信および OAuth1.0 通信も利用可能ですが、OAuth1.0 通信については「将来バージョンにて利用できなくなる予定」(deprecated)となります。
Release Note: https://support.questetra.com/ja/versions/version-1110/