BPMNの極意は以下の4カ条です。

  • 「横長四角形」を書き部署名で区切り(スイムレーン)
  • タスクを「角丸四角形」を並べ(アクティビティ)
  • 「矢印」でつなぎ(シーケンスフロー)
  • 開始を「細円」、終了を「太円」につなぐ(開始/終了イベント)

基本はこれだけ。用語も覚える必要ありません。
厄介な「ひし形」や様々なマーク(マーカ)も存在するのですが、最初は無視しましょう。

この図が示す所は、改めて説明する必要はないかも知れませんが、

  • 広報担当者が起案し、
  • 広報リーダがレビューし、
  • 法務部署が審査し、
  • 役員が承認し、
  • 広報担当者が発表する。

と言うビジネスプロセスです。最後は“まぁるく”終わります(終了イベント)。

ただ、条件分岐もなければ、差し戻しもありません。でも書けました、1分で! (編注:どうだか・・・)

差し戻そうとすると、「進む」か「戻る」かの「運命の分かれ道(分岐)」に差し掛かります。

社内のビジネスプロセスを沢山書いていると気づきますが、多くの場合は単一選択、しかも二者択一です。複雑な選択が迫られる事は、滅多にありません。もっとも多い分岐は「OK/NG」です。

分岐の極意は以下の2カ条です。

  • 普通の道に「ヒゲ」を付ける (デフォルトフロー)
  • 普通じゃない道に「小さなひし形」を付ける (制御フロー)

「小さなひし形」は「条件式の存在」を意味します。ただし、図中にその条件式自体を書きこむ必要はありません。また「ヒゲ」はどの制御フローも選択されない場合に進むべき道を表します。なお、気が向いたら(?)、選択する道の上にコメントを書きましょう。さらに可読性が上がります。実はここまでの極意4+2カ条で

社内の9割以上のビジネスプロセスを描けてしまいます。

是非、色々と挑戦してみて下さい。ちなみに、二者択一の場合「ヒゲ」と「小さなひし形」を入れ替えても全く同じビジネスプロセス定義になります。

複雑なビジネスプロセスの第一歩に「分流」、つまり二者択一ではなく「両方を選択(全選択)させる流れ」があります。

全選択は、明確な役割分担に基づいた「同時処理」を実現したい場合に定義され、BPMNでは普通に「矢印」を複数つないで表現します。
たとえば以下の例では、「A:宿予約」と「B:旅券購入」が同時に処理される事になります。 (編注:AND分岐ってやつね)

ちなみにビジネスプロセスは「ワークフロー」とも呼ばれますが、「実際に流れるモノ」を想像しながら「流れ方の定義」する事は意外と難しいものです。特に複雑なビジネスプロセスを描く時には、「川の水」や「道路と車」をイメージするのではなく、「線路と列車」をイメージしながら描くのがお勧めです。列車は車両を分割させて複数の道を進む事も出来れば、再度連結して一編成として進む事も出来ます。

実際、分離した一方で何らかの事故が起きた場合(空室が無い)、再連結時に連結し難い状態になっている場合(予算超過)など、想定エラーケースが増えます。可能な限り、全選択(AND分岐)、複数選択(OR分岐)の使用は控え、単一選択(XOR分岐)のみで記述したい所です。

当然の話ながら、ビジネスプロセスの管理活動(BPM活動)は、改善する所に意味があります。例えば図2のプレスリリースの場合、「起案」の品質が高く、その頻度も十分なものであれば問題ありません。しかし言い換えれば、担当者の起案に依存している状態です。

リーダ主導のプロセスを書いてみましょう。

ちなみに多くの場合、BPMNのスイムレーンには部署名が記載され、配置されたタスクは「その部署所属の誰か」が実行します。ただ、個人名あるいは特定人物を指す役職名を記載しても問題ありません。

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