人事評価プロセス
利用シーン
会社組織にとって避けて通れない「人事評価」。しかし、従業員を評価するプロセスは企業によって大きく異なります。
たとえば、
- アウトプットに重きを置くのか?
- スキルに重きを置くのか?
といった「評価軸」は、企業のアイデンティティにも関わってくる要素といえます。それとともに、こうした人事評価制度には、「評価基準のバラつき」や「評価に手間がかかる」といった課題も付いてまわります。
この『人事評価プロセス』は、それぞれ異なる「重み」を設定した4つの評価軸に基づき、本人・上司・役員が月に一度のペースで評価をおこなっていくワークフローです。
『人事評価プロセス』において、あらかじめ設定された評価軸と「重み」は以下のとおりです。
- 自己成果:8
- 組織効率:6
- 自己能力:4
- 他者貢献:2
本フローでは、入力フォームに「0~5点」の評価点を記入するだけで、評価軸ごとに重みづけされた総合評価が即座に点数で自動表示されます。
人事評価は手間のかかる作業ですが、『人事評価プロセス』を使用すれば、一定のルールに沿ってスピーディーな評価をおこなえます。また、ワークフローにはデータが蓄積されていくため、過去におこなった人事評価の管理や参照も容易になります。
なお、本フローは月末に自動起動するように設定されています。こうして毎月こまめに人事評価を数値化していくことで、「どう評価すべきか?」「どう評価されるべきか?」といった人事評価の体制もブラッシュアップしやすくなるでしょう。
【概要】
テンプレート名:人事評価プロセス
用途:毎月の人事評価
作成難易度:低
拡張性・汎用性:毎月末に自動スタートするプロセス

※ダウンロードしたテンプレートは Questetra BPM Suite にインポートしてご利用ください。
ポイント
本ワークフローのポイントは以下の通りです。
- 毎月末に自動スタートする
- 総合評価が点数で自動表示される

ポイント1:「毎月末に自動スタートする」について
『人事評価プロセス』は、毎月末に自動起動し、社員に「自己評価の記入」をタスクとして割り当てます。
その後、プロセスは「上司による評価」→「役員による評価」と流れていきます。紙ベースやエクセルによる人事評価では、プロセス自体に手間と時間がかかってしまうケースも多く見られますが、本フローではプロセスのスタートや評価作業の受け渡しが自動化されているため、余分な手間や時間をかけずに人事評価をおこなえます。
また、プロセスが「月末に自動スタートする」ことで、人事評価の作業を忘れたり、後回しにしたりすることもなくなるでしょう。
ポイント2:「総合評価が点数で自動表示される」について
本フローでは、「自己評価」「上司評価」「役員評価」のそれぞれの段階で、評価軸ごとの重みづけに基づいた総合評価が点数で自動表示されます。
最終的に、これらの点数は、人事評価を受ける当該社員が「フィードバック確認」という工程で見ることになります。こうして、「評価軸」を明確にして人事評価をおこなっていくことで、「人材の育成」や「報酬への反映」もおこないやすくなるでしょう。
テンプレート設定項目
データ項目(データの入れ物)
番号 | 設定上の名称 | タイプ | 用途・備考 | フィールド名 |
---|---|---|---|---|
1 | 件名 |
プロセスを開始した年・月とプロセス開始ユーザー名から件名を自動セット |
||
2 | ▼評価対象▼ | ガイドパネル | フォーム上に表示される区切り | |
3 | 被評価者 | ユーザ |
初期値ではプロセス開始ユーザー名を自動セット |
q_Person |
4 | 評価期間 | 日付(年月) |
初期値ではプロセスを開始した月を自動セット |
q_Period |
5 | 実績の概要 | 文字(複数行) | 評価の対象となる実績の概要をテキストで入力 | q_Overview |
6 | 関連ファイル |
ファイル |
評価の対象となる実績に関連したファイルを添付 |
q_Related |
7 |
▼人事評価▼ |
ガイドパネル |
フォーム上に表示される区切り |
|
8 | 評価軸A |
文字(単一行) |
評価軸Aについての説明を表示 |
q_AxisA |
9 | A軸重み | 数値 | 評価軸Aの「重み」を表示 | q_WeightingA |
10 | A軸自己評価 | 数値 |
評価軸Aについての自己評価点を「0-5」の範囲で入力 |
q_EvaluationA |
11 | A軸部長評価 | 数値 |
評価軸Aについての上司による評価点を「0-5」の範囲で入力 |
q_DirectorA |
12 | A軸役員評価 | 数値 |
評価軸Aについての役員による評価点を「0-5」の範囲で入力 |
q_OfficerA |
13 | 評価軸B | 文字(単一行) | 評価軸Bについての説明を表示 | q_AxisB |
14 | B軸重み | 数値 | 評価軸Bの「重み」を表示 | q_WeightingB |
15 | B軸自己評価 | 数値 | 評価軸Bについての自己評価点を「0-5」の範囲で入力 | q_EvaluationB |
16 | B軸部長評価 | 数値 | 評価軸Bについての上司による評価点を「0-5」の範囲で入力 | q_DirectorB |
17 | B軸役員評価 | 数値 | 評価軸Bについての役員による評価点を「0-5」の範囲で入力 | q_OfficerB |
18 | 評価軸C | 文字(単一行) | 評価軸Cについての説明を表示 | q_AxisC |
19 | C軸重み | 数値 | 評価軸Cの「重み」を表示 | q_WeightingC |
20 | C軸自己評価 | 数値 | 評価軸Cについての自己評価点を「0-5」の範囲で入力 | q_EvaluationC |
21 | C軸部長評価 | 数値 | 評価軸Cについての上司による評価点を「0-5」の範囲で入力 | q_DirectorC |
22 | C軸役員評価 | 数値 | 評価軸Cについての役員による評価点を「0-5」の範囲で入力 | q_OfficerC |
23 | 評価軸D | 文字(単一行) | 評価軸Dについての説明を表示 | q_AxisD |
24 | D軸重み | 数値 | 評価軸Dの「重み」を表示 | q_WeightingD |
25 | D軸自己評価 | 数値 | 評価軸Dについての自己評価点を「0-5」の範囲で入力 | q_EvaluationD |
26 | D軸部長評価 | 数値 | 評価軸Dについての上司による評価点を「0-5」の範囲で入力 | q_DirectorD |
27 | D軸役員評価 | 数値 | 評価軸Dについての役員による評価点を「0-5」の範囲で入力 | q_OfficerD |
28 | (スペース) | ガイドパネル | フォーム上に表示される区切り | |
29 | 自己評価点 | 数値 | 評価軸ごとに重みづけされた自己評価の総合点を自動計算して表示 | q_Points |
30 | 部長評価点 | 数値 |
評価軸ごとに重みづけされた「上司による評価」の総合点を自動計算して表示 |
q_Director_Points |
31 | 役員評価点 | 数値 |
評価軸ごとに重みづけされた「役員による評価」の総合点を自動計算して表示 |
q_Officer_Points |
32 | ▼コミュニケーション▼ | ガイドパネル |
フォーム上に表示される区切り |
|
33 | 社内メッセージ | 掲示板 |
テキストでやり取りできる掲示板 |
q_Message |
注意事項
本テンプレートは、Questetra BPM Suite の Advanced および Professional エディションでご利用いただけます。
ダウンロードリンクよりテンプレート(アーカイブ)をダウンロードした後、アプリの新規作成時に「アーカイブより作成」を選択して、テンプレートをアップロードするとアプリとしてご利用いただけます。データ項目の名称や各工程の名称は変更可能ですので、ご利用環境に応じて適宜修正の上ご利用下さい。
無料でスタートできる Questetra BPM Suite
『人事評価プロセス』において導き出される「総得点」はあくまで簡易評価ですが、こうした評価を定期的に積み重ねていくことにより、人事評価についての議論が活発になり、組織における評価の方向性も明確にしやすくなるでしょう。
ワークフローや BPM ツールといったソフトウェアの多くは、サーバへのセットアップなど利用するまでの準備が大変ですが、Questetra BPM Suite はお申し込み後すぐに利用できるクラウド型のサービスです。人事評価のプロセスを自動化・効率化して、人材育成をサポートする『人事評価プロセス』を、無料でスタートできる Questetra BPM Suite でぜひお試しください。