立替金逐次精算フロー
利用シーン
業務の現場においては、従業員が「経費を立て替える」ケースは珍しくありません。
しかし、立て替える金額が大きくなると、それだけ従業員の負担も大きくなります。また、経費精算の手続きが増えると、他の業務を圧迫してしまう場合もあります。
こうしたことを考えると、立替金の精算はできるだけスムーズかつ速やかにおこなわれるのが理想的といえます。
『立替金逐次精算フロー』では、申請から手続きの完了までが一括で管理され、自動で流れていくため、手続きの停滞や遅延が解消されます。このフローには「スマホ撮影による領収書をメール添付することで申請がおこなえる」など、手続きをスピーディーにするさまざまな工夫も盛り込まれています。
『立替金逐次精算フロー』は、煩雑な経費精算の作業を効率化し、従業員のストレスや経理担当者の負担を軽減してくれるツールといえるでしょう。
ポイント
本ワークフローのポイントは以下の通りです。
- スマホで撮影した領収書の画像で申請できる
- 自動承認をセットできる
- 申請の進捗状況をひと目で確認できる

ポイント1:「スマホで撮影した領収書の画像で申請できる」について
このフローは、「スマホ撮影」した領収書画像をメールすることで開始され、メール本文から立替金額や立替日などが自動入力されます(フローからのWeb申請も可能)。
このフローを利用すれば、従業員はタクシー代や飲食代などの経費を立て替えた際、外出先からでも、その場で精算の申請をおこなえます。こうした申請のスピード化は、経費の立て替えにともなう従業員のストレスを軽減してくれるでしょう。
また、時間をあけずに申請がおこなわれることで、関係者の記憶が新しいうちに領収書をチェックでき、不正やミスを防ぎやすくなります。
ポイント2:「自動承認をセットできる」について
立替金の精算手続きにおいて、時間がかかる原因となりやすいのが、「上司の承認待ち」です。
このサンプルでは、上司に「承認待ち」のタスクが流れると、24時間で「自動承認」がおこなわれるようにセットされています。また申請者は、領収書画像をメール送信した後でも、申請データを追記・修正することができますが、24時間経過すると「自動申請」となります。
こうした機能により、申請・承認の手続きが、よりスムーズに流れるようになります。
ポイント3:「申請の進捗状況をひと目で確認できる」について
特に精算のタイミングが決まっていない逐次申請の場合、申請者にとって「自分が立て替えた経費が、いつ精算されるのか」を把握することは、非常に重要となります。
このフローでは、申請の進捗状況が自動で更新され、フォームに表示されます。これを見れば「上司承認待ち」「経理補正待ち」「全工程完了」といったように、手続きの状況がひと目でわかるため、申請者のストレスも軽減されるでしょう。
テンプレート設定項目
データ項目(データの入れ物)
番号 | 設定上の名称 | タイプ | 用途・備考 | フィールド名 |
---|---|---|---|---|
1 | 件名 | 文字 |
経費の使途を記入(メール申請の場合、Subject にセットすると自動で反映される) |
|
2 | Mail-Attachment (領収書画像) | ファイル | 領収書画像を添付(メール申請の場合は自動セット) | q_Attachment |
3 | Mail-Title | 文字(単一行) | 申請メールのタイトルを自動セット | q_Title |
4 | Mail-From | 文字(単一行) | 申請メールの差出人を自動セット | q_From |
5 | Mail-Datetime | 日時 | 申請メールが提出された日時を自動セット | q_Mail_Date |
6 | ▼立替申請▼ | ガイドパネル | フォーム上に表示される区切り | |
7 | 立替人所属組織 | 組織 | 申請者の所属部署を入力(メール申請の場合は From 情報から自動セット) | q_Organization |
8 | 立替人 | ユーザ | 立替人の名前を入力(メール申請の場合は From 情報から自動セット) | q_Claimer |
9 | 立替申請時刻 | 日時 | 立て替え金の精算を申請した日時を入力(メール申請の場合は Date 情報から自動セット) | q_Time |
10 | 立替金額 | 数値 | 立て替えた金額を入力(メール申請の場合、本文1行目に数字があれば自動セット) | q_Amount |
11 | 立て替えた日 | 日付(年月日) |
立て替えをおこなった日付を入力(メール申請の場合、本文2行目に日付があれば自動セット) |
q_Date_Payment |
12 | 費目分類 | 選択(セレクトボックス) |
立て替えをおこなった経費の種別を選択して入力(メール本文3行目に規定の文字列があれば自動セット 例:「電車バス」「宿泊費」など) |
q_Expense |
13 | 支払備考 | 文字(複数行) | 立て替え費用についての補足事項をテキストで入力(メール申請の場合、本文を自動セット) | q_Remarks |
14 | ▼経理補正(公式記録)▼ | ガイドパネル | フォーム上に表示される区切り | |
15 | 立替人アドレス | 文字(単一行) | 申請メールから立替人のアドレスを自動セット | q_Email |
16 | 計上月 | 日付(年月) | 申請されたデータから計上月を公式記録として自動セット | q_Month |
17 | 勘定費目分類 | 文字(単一行) | 申請されたデータから立て替え費用の種類を公式記録として自動セット | q_Classification |
18 | 精算金額 | 数値 | 申請されたデータから精算金額を公式記録として自動セット(立替金額が一部しか認められない場合は、減額修正をおこなう) | q_Settlement |
19 | ▼社内コミュニケーション▼ | ガイドパネル | フォーム上に表示される区切り | |
20 | 申請の進捗状況 | 選択(ラジオボタン) | 申請の進捗状況を自動で更新して表示 | q_Progress |
21 | コメント・メッセージ | 掲示板 | テキストでやり取りできる掲示板 | q_Comments |
注意事項
本テンプレートは、Questetra BPM Suite の Professional エディションでご利用いただけます。
ダウンロードリンクよりテンプレート(アーカイブ)をダウンロードした後、アプリの新規作成時に「アーカイブより作成」を選択して、テンプレートをアップロードするとアプリとしてご利用いただけます。データ項目の名称や各工程の名称は変更可能ですので、ご利用環境に応じて適宜修正の上ご利用下さい。
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立替金の精算は、経理担当の負担になるばかりでなく、従業員のストレスになってしまう場合もあります。しかし、ワークフローを活用して、申請・承認・精算といったプロセスをスムーズ化することで、こうした負担やストレスを大幅に軽減できます。
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