システム連携ネタでよくブログを書いている日下です。
※ちなみにこれまでのネタはこちら
あるお客様からのご依頼で、コンビニ印刷サービス(シャープ社の「ネットワークプリント」)との連携を実現しましたのでご紹介します。
このお客様はコンサルタントの方が全国を飛び回られており、社外で資料の出力が必要なケースがよく発生されるとのこと。そこで以下のようなコンビニで資料を出力できる仕組みを準備しました。
「ネットワークプリント」には REST API が準備されていましたので、プロセスモデルの設定(レスポンス解析部分で少しスクリプト要)だけで実現できました。
※「ネットワークプリント」の API 詳細は仕様公開されていませんので、「ネットワークプリントWeb API」のページからお問合せください。
以下、詳細を説明します。
2: まとめ
1: 「ネットワークプリント」と Questetra との連携の仕組み
「メッセージ送信中間イベント(HTTP)」で「ネットワークプリント」の API をたたいて、その結果を解析して対応する、という処理の繰り返しです。
ファイルアップロードの API をたたいて結果確認
↓
そのファイルの準備処理できたかどうかをファイル情報取得の API をたたいて確認
もしまだなら少し待ってから再実行
↓
完了したらメールで通知
モデル図は以下のような感じです(ファイルを2つアップできるようにしているので、上下で同じような処理が2回続く形になっています)。
※「メッセージ送信中間イベント(HTTP)」の詳細については以下を参照
M225: 業務データを組み込んだHTTPリクエストが、自動的に送信されるように設定する
2: まとめ
ここまでで実現したことだけであれば、もともとシャープ社から準備されているアプリでも十分かもしれません。Questetra を使うメリットは処理記録を残している点ぐらいでしょうか。
ただ、例えば『セミナーの申込を受けて、事務局側で事務手続きが完了したら、案内書類が自動作成されて、コンビニからその書類が出力できるよう通知を送る』といったことを実現するとなると Questetra が力を発揮します。
Questetra は Web フォームを作ることができ、また PDF 自動生成もできますので、上記の業務を全てカバーできます。
※「Web フォームからの業務開始」、「PDF 自動生成」の詳細については以下を参照
M220: 公開フォーム画面に入力があった時に自動的に開始されるように設定する
M228: 業務データを挿し込んだPDF帳票が自動生成されるように設定する
もし Questetra とネットワークプリントの連携がしたいという場合には、お問合せフォームからご相談ください。すでに実現例がありますので、要件にもよりますが、短期間で実現できるかと思います。