システム連携ネタでよくブログを書いている日下です。
※ちなみにこれまでのネタはこちら
あるお客様で、以下のサービスを組み合わせることで、短期間で仕組みを構築して効率化を実現された事例を紹介します。
2: 連携の仕組み詳細
3: まとめ
1: Questetra と kintone, Box との連携の概要
対象業務は、「契約更新の管理」です。
数百件程度ある契約について、期限近くになったものをピックアップし、処理を進めます。
もともとは Excel を使って手作業で対応されていたため、
- 単純に手間がかかる
- コピペなどのミスが入ってしまうことがある
といった課題がありました。
それを上記のサービスを組み合わせて自動化することで、
- 作業時間短縮・ミス撲滅
だけでなく、
- 案件ごとの対応状況や統計情報の可視化がカンタンにできる
といった効果も出ています。
2: 連携の仕組み詳細
それぞれの連携部分の仕組みは以下の通りです。
- kintone → Questetra
- Questetra → Box
- kintone ← Questetra
kintone に Javascript を埋め込んで画面上に新たなボタンを設置。そのボタン押下時の処理の中で kintone のデータをパラメータとして Qustetra に http リクエストを送る。Questetra はそれを「メッセージ開始イベント(HTTP)」で受けて業務を開始させる。
※関連マニュアル・資料
・M221: 特定URIにHTTPリクエストがあった時に自動的に開始されるように設定する
・JavaScript を使用した kintone のカスタマイズ
・kintone javascript API のイジりかた
「メッセージ送信中間イベント(HTTP)」を使って Questetra から Box API を呼び出す(http リクエストを送る)ことでファイルを送付し、ファイルの保存場所の URL を受け取る。(その処理をサービスタスクアドオンとして準備したものもあります)
※関連マニュアル・資料
・M225: 業務データを組み込んだHTTPリクエストが、自動的に送信されるように設定する
・Box の API リファレンス
・Questetra から Box API をたたく設定についての記事(サービスタスクアドオン利用のケース)
「メッセージ送信中間イベント(HTTP)」を使って Questetra から kintone API を呼び出す(http リクエストを送る)ことでデータを kintone に書き込む。
※関連資料
・kintone の API マニュアル
・Questetra から kintone API をたたくサンプル
3: まとめ
このような「自動化」については、Questetra で最近強化をしている点の1つで、先日開催されたBPMフォーラム2016でも弊社講演のテーマにしております。
また Questetra では無料でお試しができる環境を準備しています。ここで紹介した API 連携等を含めて、全ての機能が試せます。興味がある方はぜひ以下リンク先からお申込みください。
ピンバック: クラウド BPM ワークフローの他システム連携事例集(2019年6月版) - Questetra