システム連携ネタでよくブログを書いている日下です。
※ちなみにこれまでのネタはこちら
最近は、社内コミュニケーションをメールではなく SNS ツールでやっている、というケースが増えているのではないでしょうか。うちの会社ではもちろん Questetra の「オープンチャット」機能を使っているのですが、目的に応じて他の SNS ツールも使っています。Questetra 自身をメンテナンスする時には Slack 、あるお客様とのやりとりにはお客様の環境にあわせて ChatWork 、といった感じで使い分けています。
さて、今回はあるお客様より
Questetra での処理結果を ChatWork に自動で投稿させたい(メールだと埋もれてしまうので)
とリクエストをいただき、アドオンを作りましたので紹介します。
※ちなみに、以前に slack との連携方法 も紹介しています。
2: 実現方法の詳細
2.1: ChatWork の準備
2.2: Questetra の準備
3: まとめ
1: Questetra と ChatWork との連携の実現方法の概要
非常にカンタンです。
- ChatWork の API を呼び出すための API Toekn を発行
- その API Toekn を使って、Questetra から、メッセージ追加 API に http でデータを送信
2: 実現方法の詳細
2.1: ChatWork の準備
こちらの手順(ChatWork のマニュアル)に沿って API Toekn を発行します。
2.2: Questetra の準備
ChatWork に投稿する アドオンをインポートします。
アドオンのファイルは以下のページからダウンロードして、こちらのページ(マニュアル M415)を参考にインポートしてください。
設定項目は以下の通り。
※アドオンのファイル名が変わったので、以下の表示の「定義ファイル」のところは少し異なります。
項目名 | 必須 | 形式 |
---|---|---|
A: API Token | 必須 | さきほど発行した API Toekn を入力 |
B: ルームIDが格納されている文字型データ項目 | 必須 | 投稿したい ChatWork のルームの ID が入った文字型を指定(ルームを表示する URL の「rid」の後ろの数値がルーム ID です) |
C: メッセージが格納されている文字型データ項目 | 必須 | 投稿したいメッセージが入っている文字型データを指定 |
X: ログが格納される文字型データ項目 | ログを出力したい場合に文字型データを指定 |
この部品を業務フローの途中に埋め込めば OK です。以下のような形で投稿されます。
3: まとめ
非常にカンタンな設定で実現できることがおわかりいただけたかと思います。
ちなみに、今回はメッセージ追加に特化したアドオンを作成しましたが、ChatWork の API にあわせてアドオンを編集することで、他の連携処理を実現することも可能です。
また、アドオンの形にせず「メッセージ送信中間イベント(HTTP)」でデータ送付する方法でも実現可能です。
もし、ご質問等がありましたら、お問い合わせフォームからご連絡ください。
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