こんにちわ!矢作です!
「ワークフローの並列化がもたらす価値とは?」という記事で、ワークフローの中に並列処理を入れることで、大きな効果が得られることを書きました。
本記事では、既存のワークフローに「並列処理」を組み込んで大きな成果を上げられた事例について書きます。

並列処理で評価業務の期間を5分の1に短縮
ある宅配サービス会社様では、プライベートブランドの商品開発ワークフローにおいて、「並列処理」を組み込むことにより、そのワークフローにおける評価業務の期間を5分の1に短縮することに成功されました。(宅配サービス会社様の名称は非公表)
プライベートブランドの商品開発では、仕入れに関する「評価」業務が重要な工程として存在します。仕入先である取引先の評価、仕入れるモノの製造・生産体制の評価、モノの仕入れに関する物流体制に関する評価、と3つの評価業務があります。
これらの評価業務は、従来は直列的に行われていました。取引先の評価が終わったら、製造・生産体制の評価を行い、製造・生産体制の評価が終わったら、物流体制の評価を行う、というように、です。

商品企画の現場では、「起案」から「完成」までに掛かる時間(リードタイム)をもっと短くしたい、そしてもっと多くの商品企画を進めたい、という思いがありました。そこで考えられたのが、これら3つの評価業務を並列化することです。

従来は紙で商品企画の案件ひとつひとつを管理していたため、どうしても直列的に評価業務を進めるしかなかったのではないかと思います。紙での管理をやめ、ワークフローシステムを利用することで、管理が難しいとされる並列処理でも、企画案件の状況を確実に管理する事ができるようになりました。
これらの評価業務を並列処理させるようにしてから、起案から完成までの時間が五分の一になったとのことです。
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そのうち、ワークフローシステムを使った並行処理を含む業務管理の方法を紹介します。
今回はここまで!